そういえば、ブログ名も8823だった‼︎
まあ、ちょうど青春時代を共に過ごしたのが
スピッツの音楽というのなら、それはやっぱり大きいと思います。
90年代がちょうど多感な10代と重なっていますから。
でも、やはりそれだけではなくて、今でも、今日でも彼らの音楽は心に響くし、わかるなぁ、この感じ、ここ、最高!と思わせる、素晴らしいバンドです。
横浜サンセット2013は、一昨年の夏の終わりの横浜、赤レンガ特設会場で行われた
スピッツの野外コンサートを、映画というよりは、淡々とカメラを回した記録フィルムです。
で、ぶっ通し2時間、観た感想を書こうと思います。
*1
とにかく思ったのは
- マサムネ、歌上手い
- 曲が良すぎる
- 演奏が上手すぎる
- 凄い力を持ったバンドだわ
- この会場にいた方々が羨ましい
とにかく、マサムネさんの歌声が素晴らしすぎる…こんなに凄かった?というくらい。
よく、爽やかな透明感のある歌声、とは言われているけど、そんなものを軽く超越しているような…
神? むしろ 悪魔??
悪魔のパワーか…*2
そして、曲が素晴らしすぎる。
昔、タワレコのbounceに、20世紀に一番たくさん人に愛される名曲を作ったのは、ポール・マッカートニーか草野マサムネか、と書かれていたんですけど、(当時まだ20世紀だったので)まさに、この映像を見て、改めてそうだなと感じました。
全人類の興味と嗜好が、反映されているとしか考えられない。
素晴らしい曲ばかりだと思います。
そして、やはりライブの空気感の中で聞く曲というのは、印象が変わります。
今回のセットリストは完璧でしたが、にしても、頭3曲から反則すぎる。
恋の歌→涙がキラリ⭐︎→みそか
のくだりで泣きそうになりましたが(いや、少し泣いた)、涙がキラリ⭐︎がこんなに良いなんて…、いや、良いとはもちろん思っていたけど、響くな〜 とか
アパートのマサムネのハーモニカが優しい〜 とか
ベビーフェイス、大好きだけど、このベビーフェイスはそれを超えたわw とか
ラストの夢追い虫の
憧れ 裏切られ 傷つかない方法も 身につけ 乗り越え どこへ行こうか
とか、泣いてないけど心は号泣…
とにかく、曲のクオリティが半端無い。
草野マサムネ氏は本当に天才ですなぁ。
そして、この素晴らしい曲を演奏できる技術があって、それができるメンバーがずっと変わらずにいる←ここ最重要
年齢はオジさんなんだけど、メンバーはみんな若いし、マサムネさんに至っては、ボーダーの襟付きシャツが永遠の少年みたいです。
まだまだこのバンドは過渡期だなあと思います。
若さ故のヒリヒリや苛立ちからのパンク、ロック衝動から始めたバンドだったのでしょうが、年齢を重ねて、その初期衝動のままの事もあれば、長年やり続けてでてくる事もあるのかなと思う。
でも生まれてくる曲達は、今を生きる私たちの心に響いている。
これからも生まれてくるものが、本当に楽しみでしょうがない。
初めて買った
スピッツのアルバムは「ハチミツ」、高校生でした。
ロビンソンが売れてましたから、アルバム買って、シングル以外の曲もいいなーとは思ってました。
でも、
スピッツはちょっと、凄いかも、と思ったのは大学時代の「8823」でした。
それから過去の曲も聴き始めたんですけど、そのレベルが「最初から非常に高い」ということに気づきました。(←おそー)
ああ、スピッツは最初からスピッツだったんだ、やっと自分が追いついただけなんだ、と。
スピッツは、自分たちが今ここにいて、曲達はいつだって凄いレベルの所でフワフワしているだけで、後は自分たちが好きな時に、持ち出せるだけだ、という安心感。
でもボーッとしていると置いていかれる。
今回、本当にぼーっとして置いていかれた感がありましたね。
最近の曲を疎かにし過ぎていた。
ちゃんと、丁寧に聴いたら、やっぱり超いい曲ばっかじゃん!!
ガツーンとやられ、でももう一回ガツーンとやられたくて、
もう一度観に行ってしまいました。
DVD化しないそうです。
残念ですけど、映画館で観れたのもすごい事ですよね。
私は映画館の大きなスクリーンで観る
草野マサムネ氏の猫目のビーム
*3にやられました‼︎
ちなみにやはり
スピッツ好きの母(観に行かせた)は崎山さんにやられた〜と申しておりました。
別のバンドマン男性は演奏のレベルがやばい、と申しておりました。
別の友人は「夏が終わる」を歌うマサムネ氏がエロかった、と申しておりました。
横浜、東京は上映が終わってしまいましたが、各都市ではこれからの所もあるようなので、機会のある方は是非!と、
スピッツ、そしてロックの1ファンとしておすすめしておきます。