8823通信

服好き、ロック好き、旅行好き。物は少なくを目指してます。

インターメディアテクに行ってきた・

博物館が好きな息子。

その息子を夏休みにどこに連れて行こうか調べているうちに知った「インターメディアテク」は、東京駅からほど近い、東京中央郵便局舎跡地、KITTEにあります。

日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館が協働で運営していて、東京大学が開学以来蓄積してきた学術標本や研究資料など、「学術文化財」と呼ばれるものの展示を、当時の校舎で使われていた什器も混ぜて、展示されています。

私は職場がここからとても近いのに、この場所の存在を知りませんでした。

調べている時に、えー?KITTEにあるの?

全然気づかなかったなぁ…と思いつつ、仕事が早く終わって、まだ陽があるうちに仕事を上がったのが嬉しくて、少し寄り道、あ、KITTEのあの所行ってみよう…

と向かったのでした。

行けば、ああ、ここにあったのか、というほど、何回も通ったことのある所にありました。

中を見てみると…

おお… 凄い、なんか、好きな感じ!

博物館とは違うけど…

何だろう、この感じ?

という印象を持ちました。

貴重なものを展示する、というのはその通りなんですが、字で表す説明よりも、圧倒的に展示物の多さが際立っている感じです。

その中にポツリポツリとある、古いガラス窓の展示ケース、ビン、理科っぽい什器が当時の人達の使った形跡を垣間見れて、なんとも言えない気分にさせられます。

キャプションがない(私が見つけられなかった?)ものもチラホラ…

もう、ひたすら骨、骨、骸骨、な所もあって、特に小さなネズミ類の骨とか、鳥の骨とか…一体どのくらいみさせるの、このドクロを?となりつつ、古い物が醸し出す、当時の最先端に想像力を掻き立てられました。

 

今と違って、なんでも簡単に画像検索できることもなければ、実物を見る機会も少なかった時代、知っている人がそれを保存して、人に伝えていく、それが人に知識となって受け継がれていく…という、博物館の本来の目的を感じました。

 

このインターメディアテク、無料なんです。

このボリュームの展示物を、無料で惜しみなく観れる、素敵な事だと思います。

以前、イギリスに行った時、国立の博物館、美術館がほとんど無料だったのを知った学生だった私は、こんな素晴らしいものを無料で見させてくれるイギリス、恐るべし! こういうことを国が理解をしていて、芸術とか教育にお金を掛けてて凄い国だ! なんて思ってましたが、日本にもこういう所が増えるといいな…

と思いつつ、無料だから観る、ではなくて、無料で良いものが観れる代わりに、私たちも知識を増やし、それを次の代に伝えていく事をしないといけないな、と思います。

そして、家に帰って、息子にこんな所があった、少し怖い(骨系多し)けど、行ってみるかい? と聞いた所、どんな感じ?と聞かれたので、

うーん、骨とかね、ビンの中に何か入っていたり…そういうのが凄い量あるんだよ

と言ったら、こんな感じ?と見せてきたのが…

「ミッケ!」の「こわーいよる」

 

チャレンジミッケ!6 こわーいよる

チャレンジミッケ!6 こわーいよる

 

 そうそう、この感じ!

(ちなみに展示物は写真撮影は禁止です。)