8823通信

服好き、ロック好き、旅行好き。物は少なくを目指してます。

シンプルな飛び出す絵本・大人も楽しい

先日、親戚の結婚式があり、息子と私で出席しました。

実家のある地方まで新幹線で行き、見知らぬ親戚の中で、静かに頑張ってくれた息子にご褒美、というわけで、帰りに本屋に寄って本を選んでいいよ、買ってあげる、と声を掛けました。

そこで彼が選んだのが

「オセアノ号、海へ!」

 

オセアノ号、海へ!

オセアノ号、海へ!

 

 

ポップアップブック、と言うのでしょうか、ページを開くと立体が出てくる、いわゆる飛び出す絵本。

魚、海、そういうものが好きな5歳の男の子が選んだ本でしたけど、一緒に読んでたら、大人もとても楽しめた本だったのでした。

飛び出す絵本だから、ページを開くと立体になるんだけど、それがとてもシンプル。

海面上と、水中に世界が分かれます。

入り江の底、北極の海、サンゴ礁

美しい色と、デザイン性の高い絵で、海の世界が描かれています。

縦長の本が見開きで大きくなり、海の世界が広がります。

飛び出す絵本というと、ここをくるくる回す、とか、ここを引っ張ると…という「しかけ」がページのあちらこちらに出てくる物もあります。

でもこの「オセニア号、海へ!」は、そのようなしかけはありません。

ページを開く、その動きだけで、海の世界が広がります。

 

しかけ絵本も楽しいけど、ページを開くという、それだけで飛び出てくる本。

そのシンプルさに、関心しました。

 

出版元のアノニマ・スタジオ、女子が好きそうな本を出版されているようで、気になります…