シンプルな飛び出す絵本・大人も楽しい
先日、親戚の結婚式があり、息子と私で出席しました。
実家のある地方まで新幹線で行き、見知らぬ親戚の中で、静かに頑張ってくれた息子にご褒美、というわけで、帰りに本屋に寄って本を選んでいいよ、買ってあげる、と声を掛けました。
そこで彼が選んだのが
「オセアノ号、海へ!」
- 作者: アヌックボワロベール,ルイリゴー,Anouck Boisrobert,Louis Rigaud,松田素子
- 出版社/メーカー: アノニマスタジオ
- 発売日: 2013/04
- メディア: 大型本
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ポップアップブック、と言うのでしょうか、ページを開くと立体が出てくる、いわゆる飛び出す絵本。
魚、海、そういうものが好きな5歳の男の子が選んだ本でしたけど、一緒に読んでたら、大人もとても楽しめた本だったのでした。
飛び出す絵本だから、ページを開くと立体になるんだけど、それがとてもシンプル。
海面上と、水中に世界が分かれます。
入り江の底、北極の海、サンゴ礁…
美しい色と、デザイン性の高い絵で、海の世界が描かれています。
縦長の本が見開きで大きくなり、海の世界が広がります。
飛び出す絵本というと、ここをくるくる回す、とか、ここを引っ張ると…という「しかけ」がページのあちらこちらに出てくる物もあります。
でもこの「オセニア号、海へ!」は、そのようなしかけはありません。
ページを開く、その動きだけで、海の世界が広がります。
しかけ絵本も楽しいけど、ページを開くという、それだけで飛び出てくる本。
そのシンプルさに、関心しました。
出版元のアノニマ・スタジオ、女子が好きそうな本を出版されているようで、気になります…