男の子の反抗期とイケてる母ちゃん
「20センチュリーウーマン」を観に行きました。
ざざっと思ったことを。
アネット・ベニングかっこいいなー
あの女優みたいな、白人で頭と顔が小さく、肩幅、上半身、腰ががっしりの体型が羨ましい。
ジェイミー15才、ギリギリ、ひょろっとしたこの歳くらいの細い線が素敵。
そのうちマッチョに成長してしまうんだろうか。
エル・ファニングの揺れ動く年頃の小難しい女の子役がすごくかわいい。
そして、マイク・ミルズが育ったであろう、サンタバーバラの素晴らしく美しい自然が、このジメジメした季節に、ただただ羨ましく。
1979年が舞台でしたが、その頃の音楽、カルチャーの描写が、やっぱりデザイナーらしいのかな、と思いました。
それから、ファッションもやはり良かった。
パンク姉ちゃんのTシャツ、幼馴染の着ているデニムのスカートや、ハイウエスト気味のジーンズ、母ちゃんの服とか、全体的にツボ!
思春期真っ只中の息子が何を考えているのかわからない母ちゃんですが、息子が夢中になっている音楽に親しんでみたり、理解しようとしたり、でもわからないと悩んでみたり、自分の時はこうだったけど、と相談してみたり。
とても良いお母さんではないですか。
それにしても、息子も反抗期と言ったって、暴力はないし、親の言うことにいちいち反発するわけではないし、うちの7才の、ナチュラル・ボーン・反抗期の息子より全然いい子なんですけど‥
POPEYEばかり買ってしまうアラフォー
私は立派なアラフォー(38才)なんですけど(そして子供がいる)
買う雑誌が、ポパイばかりです。
特にチェックしている訳ではないし、特集もまちまちで、たまに本屋でもチェックするほどでもないくらいなのに
ほぼ雑誌を買うことも無くなってしまった今、でもここ数年で買った雑誌って
ポパイばかりだ…
なんでそうなのか、自分なりに考えてみました。
服装がポパイっぽい
考えてみたら、自分の着ているファッションが、元々ポパイ風だった。
- スカート履かない
- ジーンズ大好き
- スニーカー好き(年齢的に難しいけど)
- Dr.マーチンとかチャーチの靴好き
- Tシャツの袖をクルクル巻いてしまう
などなど、自然としていることが、ポパイっぽい。
そもそも、自分が女性というより、少年っぽい風貌をしている。
(髪が短い、痩せてて胸がない、顔がシンプル(?)な作りをしている、など)
だから、まんま参考にすることはないんだけど、自分のしていることが間違ってはいないんだ、という、ある意味、自己肯定感を高めているのかも?
ポートランドに興味がある
ここ何年かで、ポパイは「ポートランド」(アメリカ・オレゴン州)特集をちょくちょくやっている。
ポートランドという言葉を私が初めて耳にしたのは、小学生の時に見たテレビドラマ、「オレゴンから愛」という番組の中でした。
文字通り、オレゴン州に住む日本人夫婦(確か、古谷一行と木の実ナナ)の所に、甥っ子が夏休みに日本から、預けられに来る話。
作中に「ポートランドに買い出しに行く」みたいに語られていました。
そのポートランドは全米で住みたい街NO.1とかで、ローカルビジネスが生きていて、自然に近く、環境意識が高く、若い人が住みやすい街、などと言われていて、それだけでもう、魅力的なんですけど、ポパイはその街や住人の素敵な所にフューチャーして、ドカドカ紹介したりしています。
実際はどうだかわかりませんが、間違いなく、魅力的で、ノックアウト。
部屋特集の部屋が、好きな物だらけでかっこいい
ポパイは定期的に「部屋」特集をしています。
出てくる部屋は東京だったり日本各地だったりするけど、各国、各都市(もちろんポートランドも)の部屋も。
とにかく、部屋の要素にその人の趣味&仕事&らしさが的確すぎて、ある意味流行りの要素は薄く。
シンプルライフ、断捨離、ていねい、そういう事はあまり出てこなくて、あくまで好きだから、好きな事をしたいから、そういう部屋。
結局、そういうことは魅力的。
例え、ごちゃごちゃしていようが。
で、読んでしまうんですね。
ここ何年かの私の持ってるポパイの特集は
- 部屋とシティボーイ
- 小旅行のすすめ
- The Portland City Guide
- 部屋と料理
- カレーと本
これは、もとRELAX読者(更にはやっぱりolive読者)の女子をターゲットにしているとしか思えないんだよなー
POPEYE特別編集 部屋とシティボーイ。 (マガジンハウスムック)
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久しぶりに書いてみる
なんと、久しぶりなのだろう!
もう、暖かさを超えて、暑くなる季節です。
この前のブログが去年…その間に自分の中ではいろいろあったけれど、
消化できない、消化する頃にまた次のことが…のサイクルだったような気がする。
そして、また出して伝えたり、反応が見たかったり、そういうことがしたくなったような。
ボツボツ書きつつ、また皆さんのブログも読んでいこうと思います。
プライムミュージックでダウンロードした曲達
毎年恒例、忙しい秋を経て、雨の多い12月も半ばを過ぎ、今年も残りわずかとなりました。
アマゾンのプライムビデオがいきなり始まったかと思ったら、ミュージックも始まり、多忙の中で、通勤時間のみが自分の自由な時間、という中で、それなりにそのサービスを楽しんだ次第です。
いろいろダウンロードしてみましたが、今まで
- CDを買うまでもない、でも聞きたい
- 周りにこのCD(バンド)のファンがいなくて借りられなかった、またはレンタル屋に置いてなかった
など、CD世代ならあるであろう理由で、なんとなく聞いたことのない曲達(またはアーティスト)ばかりになりました。
ここで、ダウンロードした曲達と、その感想を書こうと思います。
まず、
- アーティスト: Elliott Smith
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なんとなく、激しくはないけど、感情はしっかりと伝わってくるような、静かな美しい曲ばかりになりました。
考えてみたら、この方々はみんな若くして自ら死を選んだ方々でした。
苦しみの中、生み出された曲は美しく、疲れた心に染みたのか…
または、この人たちの苦しみに比べたら、自分は全然…という、疲れからの心情か。
そしてぼーっと聴きながら、曲を聴いていて思ったこと。
カート・コバーンは歌がとても上手い、上手いというか、表現力が素晴らしい、ということ。
声も、選曲も、すごく良い。
この3枚はとても心に染みました。
でも、いやいや、なんか、そういうことばかりではなくて!
楽しい気分にだってなってるんだぞー! と更にダウンロードしたのはこれら。
- アーティスト: Me First and the Gimme Gimmes
- 出版社/メーカー: Fat Wreck Chords
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これらー!!
Me First〜は、もう、これ最高です!
日本の曲を、アメリカの有名なメロコアバンドの(いや、フーファイもいるが)重鎮達がカバーしてるんですけど、選曲が渋すぎます!
私はチューリップを意識して聴いたこと、なかったけど、「心の旅」がこんなに素晴らしい曲だとは、正直、このバージョンを聴かなかったら、気づかなかったと思う。
「リンダ リンダ」がレゲエ風なのも良い。
とっても歌も演奏も上手い、メロコアの重鎮達、清々しい気持ちになれました。
ルナシーは、リアルタイムで全然、全っ然! 聴いてなかったのに、最近、河村隆一の歌が上手くなっていることに気づいて、聴き直してみたら、9割方歌えたという、世代感!
聴いてないのに、周りに流れていたんですねー
「Wish」は名曲です。
そんなで、結構、聴きそびれていた系をかき集めました。
あとは
ソニックユース、聴いたことなかった!
けど、凄く好きだ! もっと聴こうと思う。
若い頃のヒリヒリ感が伝わってくる…とかよく言うんだけれども、それって、いつまでも自分の中で理解できる感覚なのか、悩む。
でも、このアルバムからは、その感じがひしひしと伝わってくるのだ。
このバンドは良い!
歌も上手くないし、なんか古い(?)ネオアコ風なんだけど、それに貫徹していると思う。
で、そのネオアコからの繋がりで。
グラスゴーな気分で。
まだまだ知らない、でも好きなものに出会えるのは、楽しいですねぇ!
これから好きなものが見つかったら、また書こうと思います。
ダージリン急行からの、キンクス、からのブラー
少し前に「ダージリン急行」を観ました。
プライム・ビデオでも観れる事が発覚して、更に観ていたんですが。
やっぱり、音楽がとても良いんです。
最初の大事なシーン、ビル・マーレイ演じるビジネスマンを追い抜いて、エイドリアン・ブロディ演じるピーターが列車に飛び乗るシーンの後ろでかかっている曲が、The Kinksの"This Time Tomorrow" です。
使われ方もとてもいいし、曲もとても良い。
このシーン以外にも、The Kinksの曲は使われていますが、やっぱこのシーン、好きだなーと思いました。
キンクスの曲、と言われて、私はyou really got meしか知らなかったんですね。
the kinks- you really got me - YouTube
元々、オアシスvsブラー世代ですから、UKロックは聴いてきた筈で、ビートルズもストーンズも、フーも、スモールフェイセズだって聴いてきたのに…
何故か、キンクスは聴いた事、無かったんです。
今考えても何故なのかわからない…
でも、一番の理由は、多分、華になるイケメンがいなかったからだと思われます。
いや、オアシスにイケメンがいたか? と思えば、いや…あ、アンディ・ベルとか…? となるから、イケメンじゃなくて、パンチのある強烈キャラですね、これがきっと私の中で、キンクスはスルーされてしまったんですね。
そんな訳で、キンクスは全然聴いたことがなかったのですが。
今は便利ですねえ、YouTubeがあれば、その瞬間知れますから。
て訳で、候補の中から、感じが良さそうな曲を。
The Kinks - Waterloo Sunset (Official Audio) - YouTube
もう、題名で泣けちゃうよね、ってなもんです。
ロンドンに行った時、どの橋かわからないけど、ウォータールー駅を橋の上から見たのを思い出しました。
その頃はこの曲、知らなかったのにね…
で、YouTubeいろいろ見ていたら、ブラーのデーモンと歌っている映像を見つけました。
Damon Albarn & Ray Davies "Waterloo Sunset ...
確かにブラーvsオアシス世代だったけど、ブラーって、「Parklife」しか持ってなかったなあ、なんて思い出した。
- アーティスト: Blur
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 2000/09/20
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曲で言えば、完全にオアシスの曲はハマったのに、なぜか、おしゃれでかっこいいブラーにはハマれなかったのよねぇ…
ていうか、
デーモンかっこええ!
ですよね。おまけにおしゃれだし、当時、オアシスより少し育ちの良い坊ちゃん達扱いだったブラー。
当時どちらかというとアレックスの方がいいなーと思っていた自分、そして、友達は「いや、グレアムでしょ!」とメガネ男子を推していたような。
そのくらいで終わってしまった(私の中での)ブラー。
こちらは容姿も人気も才能もあったのにねぇ…歌が上手くなかったからか?
こちらも聞き直す事にしました。
Blur - Girls And Boys - YouTube
そうそう、こんなジャージ(なぜかアディダスが多かった)、私もよく着ていたな。
この頃は、デーモン美形に感じてなかったんだよなー多分。
今見たらめちゃめちゃかっこよかった。
先日、保育園の運動会後の打ち上げで、なぜか音楽の話になり、私よりも少し年が上のパパさんが、「俺は今、ローゼズにハマってます」と言っていました。
「俺の年だとどハマりなんだけど、なぜかスルーしてて。でも、今凄くキテいる!」
もちろん、UKロックの話はそのパパさんと私しか続かなかったけど、なんか、私の周りで、その辺りの音楽がキテいるようです。
この文を打っていて、息子が覗き込み、デーモンの顔を見て、
「この人、かっこいい〜」
と言っている…
わかっているじゃないか!
シネマライズがなくなるそうです
先日、「ダージリン急行」を観たという記事を書いたんですが
この時はDVDを借りてきて見たんですけど、アマゾンのプライム・ビデオでも見れる事が発覚し、またまた見直していた矢先、こんなニュースが。
どちらかというと小さい映画館の映画を観てきた方なので、このニュースはとてもショッキングでした。
まさか、あのシネマライズが閉館してしまうなんて。
アメリでしょ、ブエナ・ビスタでしょ、ロード・オブ・ドッグタウン、奈良さんのドキュメントも観に行ったなあ、と考えて、でも、やっぱり最近は全然行ってなかったなあ、なんて思いました。
高校、大学、働き出してからもちょくちょく行ってはいたけど、やっぱり子供が生まれてからは本当に「映画館に行く」という行為がなくなりました。
今は子供が6歳になって、一緒に映画を観に行くことも出てきました。
妖怪ウォッチ、あと、ショーンも。
でも、ミニシアターで公開されるような映画はなかなか…
の中で最近観たのはこれ。
仕事帰りに、やっと観に行けた映画です。
本当に映画、観に行けてないですね。
そして、こうして好きな映画館がなくなっていくのなら、本当に悲しい…
DVDも特別高くはないし、今はiTunes Storeでもデータで買えちゃうし(そこそこ高いんですが)、そこへ来て、映画の見放題のプランもいっぱい出てきて、確かに時間はないし、映画館に行く事は減ってくるかもしれません。
でも、やっぱ映画館で映画を観るっていうあのワクワク感、自分が観たいものを同じように観に来ている素敵なお客さん、観終わった後の、パンフレットを買うあの人は、この映画をどう感じたんだろう…と思ったり、うーん、イマイチだったよな…なんて思ったり。
映画の事を悶々と考えながらの帰り道とか。
そういうのはやっぱり「映画を観に行く」ってことがないと、感じにくい気がするのです。
多忙期の秋、そして子供の行事。
忙しい日々でも、「映画を観に行く」という特別感を大事にして、小さいけど素敵な映画を観せてくれる映画館に、なるべく足を運ぼうと思った次第です。
おまけ
最近行ってなかったシネマライズですが、私の一番印象に残っているのは、トイレがすごく素敵だったこと!
少し暗くて、個室が変形していて。そして石鹸がいい匂いだったんだな。
過去に公開していた作品も観れます。
気持ちの良いシルバーウィーク・そんな日に聴きたい音楽と見たい映画
雨が降っています。
今年のシルバーウィークはとても天気が良い、気持ちの良い休日でした。
カラッとしていて、風があって、明るい涼しい天気で、こういう天気だと、聴きたい音楽もなんとなく影響されたりします。
ここ一週間、私が聴いていたのはこれ。
Coconut Records "West Coast" - YouTube
この曲も入ってる「Nighttiming」というアルバムをずーと聴いています。
曲名からいって、西海岸の雰囲気いっぱいの気持ち良い曲です。
動画ではプロスケーターでアーティストでもある、マーク・ゴンザレスがいますね。
きっと、西海岸ってこんな気候なんじゃないかな…と、行ったことのない西海岸に想いを馳せます。
ちなみに、このCoconut Recordsとは、アメリカの俳優、ジェイソン・シュワルツマンが一人でやってる(やってた)バンド?で、仲間内の俳優や友達のヘルプがありながらも、一人で作って歌っていたようです。
本業ではない事を、飄々と、実はソフィア・コッポラとはいとこ同士(F.F.コッポラ監督は叔父)という、恵まれている環境で作ったであろうこのアルバムは、とても聴いてて軽やかで、イケてないところが反対にセンス良く、絶妙なバランスで成り立った不思議なアルバムなんですね。
今年の連休は、子供が田舎のジジババのところに行っているので、ひとり静かな日々だったのですが、そんなかなり久しぶりの静かな時間を(と言っても、大掃除・大洗濯したり、シンクを磨いたり、模様替えしたり、かなりハードに動いてはいたのだけど)この音楽を聴きながら過ごした訳です。
ジェイソン・シュワルツマン、好きなんです。
と言っても、夢中になる程でもなく、うん、そう言えば、好き、くらいに思っております。
いい味出してるんですよね。
全然美形でも、スタイルが良いわけでもなく、地味なんですけど、気になっちゃう何か出してるんですよね。
主演でW.アンダーソンの「天才マックスの世界」に出てるんですが、これ、良いです。
DVD持ってるんで、今回はこれを観ました。
昔、劇場で観たんですけど、改めて、家でじっくり観てみました。
話はどうしようもないと言うか、ダメダメ兄弟の旅路なんですが、キャラがなんだか、それぞれ憎めないですねぇ。
私のお目当てのジェイソンは三兄弟の末っ子、ジャック役です。
いいねーいいねーいい味出してるねー
の役に、表情がまたウケるんだー
やっぱり好きですねー
この映画、映像も美術も美しいし、音楽も良いんですよ。
キンクス、ストーンズなどのロックと、インドの音楽が、オフビート感たっぷりです。
ジェイソンはかっこ良くないのに、時々憂いた表情をする人で、特に笑ってない顔がとても良いのです。
「マリー・アントワネット」の時は本当にイケてなかったけど、「ダージリン急行」は本当に素敵に見えるのよね…
この映画では、ルイ・ヴィトンとマーク・ジェイコブズが協力していて、おそらくヴィトンのバッグがすっごく素敵というか、可愛いです。
全然関係ないんですけど、字幕で観た後、吹き替えで観てみました。
…全然印象変わるものですね…
ジェイソン、イケてないのに、日本語の声はイケていた…
不思議な感じでした。
この休日は、ジェイソンを堪能できて、とても幸せでした。
今度は「天才マックスの世界」また観ようと思います。
あ、いとこ同士ですね
おまけ
監督のW・アンダーソンの着ているものが気になりました。
いつも白っぽいジャケットを着ている。