8823通信

服好き、ロック好き、旅行好き。物は少なくを目指してます。

息子がマンガを読み始めた・みんなマンガの保管どうしてるんだろう

息子は今5歳で、今年6歳、来年から小学生です。

ついこの前生まれたと思ったら、あれよあれよと大きくなったもんです。

その息子が、最近、よく私のマンガを読んでるんですね。

ひらがなは難しい並びがなければ読め、カタカナも同様。

漢字は全く理解していないようですが、地名なんかは形でなんとなく、わかっているようです。

そして、マンガ。

母である私はめちゃくちゃマンガを読んできた訳ではないけれど、人生でこれだけは必要だ、またはこれがあったから今の私がある、くらいに影響を受けたマンガももちろんあるくらいのマンガ好きです。

子を産んで、何度か引越しもして、これはもういいかな…と手放したマンガもたくさんありますが、今、家にあるマンガと、親として子供に読ませて良いものか、またはこの歳で…など、思うものを書こうと思います。

 

ところで、私はマンガをどう読んできたかというと、特に両親にダメ出しをされることなく、小学生の頃くらいから読んでいました。

家には兄の「キャプテン翼」「ハイルスーク奇面組」があり、それらは読んでいた記憶があります。

特に奇面組は好きで、特に天野邪子御女組)と似蛭田 妖(番組)が好きでした。

ちなみにWikiを読んだら、どちらも人気の高いキャラでした…

ハイスクール!奇面組の登場人物一覧 - Wikipedia

 

その後は、りぼん一筋、りぼん育ちです。

 

「ちびまるこちゃん」

息子が今一番読んでるマンガ。アニメもあるし、知ってるから読みやすいし、読みながら役の声で脳内再生させやすいからじゃないでしょうか。

まるこはあまり良い子じゃないし、怠け者だし、そういうのも親しみやすいのかもしれないですね。

個人的には本誌で読んでいた3〜7巻くらいが一番面白いと思っています。

息子も「プール」の回が大好きらしい。(6巻)

自分も子供の時から読んでたし、これは歳的にもまあOKかな。

 

 

 

動物のお医者さん

子供の時も、今も大好きなマンガ。

独特のテンポはもう少し大きくならないとわからないと思うけど、チョビを始めとする動物達の可愛さや、二階堂のダメさなどw とても楽しく読めるマンガ。

私も小学生低学年で読んでたから、もう少しすればわかるようになるかも。

未だに知らない(!)という人にやたらと勧めてしまう。

 

 

 「SLAM DUNK」

このマンガがなかったら、なかったら、なかったら…

そのくらい、私にとっては重要だし、これからも読むし、毎回感動するんだろうと思う。

息子にも大好きになってもらいたいですね。

むしろ、スラムダンク塗り絵とか、コピーしてやらせたい。

息子が大きくなったら、「リアルタイムで読んでたし!」という自慢と、「誰が好き?」と、「どこの場面が好き?」という質問を定期的にしたい。

そんな欲望がふつふつと湧いてくる、そんなマンガ。

早く読めるようになれー!

 ちなみに私はミッチーと神が好きです。

 

 ↑やっぱこ単行本タイプが良い!

 

 

「鬼灯の冷徹」

ただ単に、恐竜の絵が表紙にあったから興味を持って読んでいたみたいだけど、鬼灯様を街中で見かけると、「あ!鬼灯様だ!」と言っていたので、好きみたいです。

ボケとツッコミみたいなのは…多分理解していないけど、地獄とか妖怪、日本の昔話とか、そういう物に興味を持ってくれたらいいなぁと思います。

 

鬼灯の冷徹(19) (モーニング KC)

鬼灯の冷徹(19) (モーニング KC)

 

 

ジョジョ」シリーズ

 

うちにはジョジョシリーズが抜けたりしながらそれなりにあるんですが、5歳にはちょっと…刺激が強いし、難しいですね。

ブチャ!

となったりするし…

でも、男の子なら、必ず好きになるだろうな、と思います。

職場の若い学生なんかも、初期からちゃんと知ってますからね。

今はまだ読んでいないけど、小学校高学年くらいからOKか?

ジョジョ立ち知らないはずだけど、妙にクネクネしてそれらしい動きをすることはたまにあります。

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 1~7巻(第1・2部)セット (集英社文庫―コミック版)

ジョジョの奇妙な冒険 1~7巻(第1・2部)セット (集英社文庫―コミック版)

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 18~29巻(第4部)セット (集英社文庫―コミック版)

ジョジョの奇妙な冒険 18~29巻(第4部)セット (集英社文庫―コミック版)

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 30~39巻(第5部)セット (集英社文庫―コミック版)

ジョジョの奇妙な冒険 30~39巻(第5部)セット (集英社文庫―コミック版)

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 40~50巻(第6部)セット (集英社文庫―コミック版)

ジョジョの奇妙な冒険 40~50巻(第6部)セット (集英社文庫―コミック版)

 

 

 

「お父さんは心配性」「こいつら100%伝説」「ルナティック雑技団

 

これを読んでるか読んでないかによって、人生は結構変わってくると思う…

息子がこのセンスをわかる人でなかったらどうしよう…!

そんな人とは上手く付き合えないような気がする…

ちなみに今までに、あーみんの作品を面白い、と言っていたのは年齢は幅広くありましたが、ほぼ女性でした。

私は小中高校という、学生時代にリアルタイムで読んでましたが、男子がいた環境で、唯一、高校生の時にS君という友達が、ルナティックを絶賛してました。

息子がどうか、S君のような感性を持っていますように…!

はっきり言って、めちゃくちゃ面白いと思うんですが。

 

お父さんは心配症 全6巻 完結セット (りぼんマスコットコミックス)

お父さんは心配症 全6巻 完結セット (りぼんマスコットコミックス)

 

 

 

こいつら100%伝説 全3巻 完結セット (りぼんマスコットコミックス)

こいつら100%伝説 全3巻 完結セット (りぼんマスコットコミックス)

 

 

 

ルナティック雑技団 全3巻 完結セット (りぼんマスコットコミックス)

ルナティック雑技団 全3巻 完結セット (りぼんマスコットコミックス)

 

 やっぱりRMC*1でなくっちゃ!

 

 

ベルサイユのばら

完全に女性向けのマンガだと思ってましたけど…最近、ベルばら大好きな20代男性の存在を知り、男子にもありだわ…と思った次第です。

話は難しいところもあるけど、読んでて面白いから、もう少し大きくなれば大丈夫かな。

過激な表現もないし。

アンドレみたいな、苦しみながらも一途な愛とかね、知って欲しいですね。

 

ベルサイユのばら 全5巻セット (集英社文庫(コミック版))

ベルサイユのばら 全5巻セット (集英社文庫(コミック版))

 

 

 

ポーの一族」「トーマの心臓

美しすぎて、泣きそう…

大好きなんですけど、この繊細な、美しい、少年期のほんの一瞬の、眩い光と影の…みたいな世界観がまだまだ小さい息子に分かるはずもなく。

むしろ、自分(少年)にこんな眩い時間が来るのか…と思われても困る。 

いろいろな装丁版を持っているので、なぜうちにはこのマンガがたくさんあるんだろう?となりそうです。

しかし、今はまだ母のフェイバリットとして、息子の手の届くところには置いておりません‼︎

 

トーマの心臓1 萩尾望都Perfect Selection 1 (フラワーコミックススペシャル)

トーマの心臓1 萩尾望都Perfect Selection 1 (フラワーコミックススペシャル)

 
トーマの心臓2 萩尾望都Perfect Selection 2 (フラワーコミックスペシャル)

トーマの心臓2 萩尾望都Perfect Selection 2 (フラワーコミックスペシャル)

 

 

 

と、こんな感じですね。

しまってあるのや、実家にはもっともっとあるんですけどね。

うちは大したことないけど、マンガがたくさんあるお家は、どうやって保管してるんでしょうか?

今はないけど、昔は山本直樹のマンガがたくさんあって、お母さんも「え!え?」となってました。

好きなんですけどね。

うちはリビング的な部屋にある、息子の絵本、図鑑と、私のアート系の本を入れてる棚があり、そこにマンガも入れているんですが、それは比較的新しいマンガ達で、古い、リアルタイムなマンガは押し入れに箱でしまっているものも多く、息子の目に入るところにはあまりありません。

これから息子の目に触れる機会が増えるし、ビミョーなものは置いておけないかな。

でも息子とマンガの話で盛り上がれたらいいなーと思う母でした。



 

 

*1:りぼんマスコットコミックの略

映画 ひつじのショーン〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜を観てきた・まさかショーンの映画で…

ひつじのショーンが映画に! 息子と観に行って来ました!

 

多忙な日々を経て、息子には

「今忙しいからね、休みになったらショーン観に行こうね」

と約束して、日曜は混んでるだろうから、平日休みに行こう、と行ってきました。

 

www.aardman-jp.com

 

で、観た感想です。

 

  • 相変わらずキレッキレ
  • ビッツァーとショーンの幼少時代…可愛すぎ!!
  • 非常にイギリスらしい

 

まず、ショーンは映画でもキレキレです。

ショーンはヒーローというより、クレバーなキャラなんですね。

賢い。

そこがビッツァーとの違いなんだけどw

でも、2匹の幼少時代、本当にかわいい!

ビッツァーが特に。黒目がちで。

 

あと、非常にイギリスらしいです。

ブリストル郊外のスタジオでもくもくと作られるクレイアニメ

1日3秒進む、という目標で約9ヶ月かかったそうです。

もう、それだけで、それを仕事にしている人間の存在になんだか泣きそうになる。

イギリスの映画って、音楽が欠かせない要素だと思ってるんですが、ショーンも然り。

ロック(UKのみじゃなく)がかかるシーンもあるんだけど…

まさか、プライマルのROCKSがショーンの中では聴けるとはね…

あと、アビーロードのパクリも…

牧歌的ないつもの農場のシーンから、ロンドンを思わせる都会のシーンへ。

動くもの、人が増えて大変だっただろうなぁと思いながらも、スマホで写真撮りながら拡散していく様子とか、リアルなシーンもありました。

あと、イギリスは動物愛護でも徹底してるのかな、動物捕獲のランパーは徹底的に悪として描かれています。

牢屋のシーン、飼い主を見つけたい動物たちの行動が少し胸が痛い。

結局、バタバタの牧場主と(退屈ではあっても)楽しい日々を送るショーンやビッツァー達は、すごく幸せなのかもしれないと思ったのでした。

 

ブラックユーモアを交えつつ、子供も大人も楽しい映画でした。

ゲラゲラ子供が、大人が笑う映画なんて、久しぶりに観ました。

 

 

 

ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ! [DVD]

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 ⬆これのペンギンと汽車のチェイスシーンは最高!

 

 

 

 

好きなTシャツとパンツがあれば生きていけると思ってる

今週のお題「好きな服」

 

ファッションが好きで、自分の好きな物もある程度は分かっているつもり、でも日常の些細な事でその「好き・嫌い」が微妙に移り変わったりします。

 

自分の中では一応基準があって、

 

パンツ一辺倒

シャツも好きだけど、Tシャツ

靴はおじさん靴

 

という感じです。

そこだけ押さえて、後はその時の時代の傾向や出会いに左右されます。

 

今年の夏は、私はアンチノームコア風、とでも言うように、カラフルなTシャツに魅了されています。

www.storestore.net

 

ここのTシャツが好きすぎて、4枚ほど持っているのを、毎日着まわしています。

パンツはギャルソン・トリコの麻と綿のラインがキレイなパンツ。

それが今は気分がぴったりで、これ以外着る気がしない…というか、着てない。

 

安い、シンプルな服は、身体に厚みもなく、肩幅もないペタンコ体型の自分には難しいんですね。

無地の物を着るなら、ラインは完璧な物を探す必要があるし、生地も然り。そうなると安価ではなかなか見つからない。

 

ボトムはもっと顕著で、上半身に比べてボリュームがあり、ストレッチ素材の身体のラインが出るパンツは本当に似合わないし、見苦しい。

だからラインは気にしていて、ちなみに理想というか、こんな感じ、というのは、マイケル・ジャクソンの細いストンとした短めパンツ。

白いソックスが見える丈。


Michael Jackson - Black Or White, Beat It feat ...

 

トリコのパンツは細身だけど身体のラインが出ず、なおかつ素材が涼しいので、大変重宝しています。

そしてマイケルっぽく、最近は白いソックスが自分の中で流行ってます。

 

そして靴。マーチンのBROGUE SHOEという、ポツポツがあるおじさん靴。

これは形がどうとかではなく、とにかく頑丈。

梅雨の時、これ、長靴より完全重宝。

 

なんかまとまりに欠ける文章になってしまったが、今年の夏は、私はこんな感じで服を着て生きていこうと思います。

シンプルに、とか、ノームコア、とか、そういう言葉ではなく、自分の着たい物を、着たいように、そしてそれを着て楽しい気持ちでいる事、またそのような物を作る人たちの力を、信じていきたいなぁと思います。

 

 

lastella7.hatenablog.com

 

 

 

俺物語‼︎9巻を読んだ・砂はこうでなくっちゃ

俺物語‼︎ 9巻を読みました。

気がついたらもう9巻もでてたんですね。

なかなか最近の漫画を買う事が少ないので、この作品は珍しいですが、なんだかんだ言って面白いから買って読んでます。

読んだ感想をさらーっと。

 

やっぱり砂(砂川くん)はこうでなくっちゃ!!

砂川くんの存在感はやはり重要なのでは、と考えています。

簡単に言うと、この漫画の肝だと言っても良い(個人的に)。

砂川くんはいつも冷静で的確でそしてかっこ良くなければ!

数巻前に、砂を好きな女の子の話が出てきて、その恋に猛男と凛子があれやこれやと翻弄されるんだけど、そこは個人的に

「なんか違う…」

だったんですよ。

その恋(砂が想われる)の結末もまあ、わかるというか、予測できたし、その話はそれで良いんだけど、ポジショニングがイマイチだったような。

既に、イケメンに恋い焦がれるかわいい女の子の話では初めからなかった訳で、かっこいい砂が(しかも顔だけでなく、性格も非の打ち所がない)彼氏の親友でも、1ミリも揺るがない凛子とそのベタ惚れな猛男がメインの物語ですからね…

いつでも、読者は

「砂かっこいいな〜。

 砂がいてなびかない凛子も凄いな〜。

 でも猛男もまっすぐでいいよな〜」

と読める安心感が欲しい。

砂川くんのイケメン度は完全にファンタジーなんで、常に純度高くいて欲しい。

だから、砂が誰かとくっつくとかそんな話はちょっと違う…

要するに、砂にはずっと彼女作らないで、イケメン度だけはこっちに振りまいて欲しい。

これが読者である、多くの女性の感想ではないでしょうか。(違う?違ったらすみません)

まぁ、1番男前なのは猛男のお父さんですけどね。

一之瀬さんも…面倒くさいけど、悪い人ではないし、今後の活躍に期待です。

 

こんなおばさんが読んで楽しんでいいんか?と思いながらも、楽しんでます。

漫画に年齢制限はないぞ!

 

 

俺物語!! 9 (マーガレットコミックス)

俺物語!! 9 (マーガレットコミックス)

 

 

 

 

 

 

海外旅行の楽しみ・美術館&博物館巡り

今週のお題「海外旅行」 

 

海外旅行!

行きたいなー行きたいねー

そう息子と言い合ってますが、なかなか難しい、子連れ海外。

まだしたことありません。

やろうと思えばできるんだろうけど、子供が小さいうちは何かと問題にぶつかりそうな気がして、あるいは他にやらなければいけないことが多くて、または健康面で心配があったり…身近な人から批難されそうで…

そんなで未体験ですが、来年小学生になる息子、是非海外に連れて行きたいです。

一番連れて行ってあげたいのは、何と言ってもN.Yのアメリカ自然史博物館!

実は母も行った事ないのです…

あちらの博物館はとても大きくてダイナミックですから、1日ではとても回りきれないでしょう。

英語を解説するのは至難の技でしょうが、そんな事も含め、行ってみたい所NO.1です。

 

海外での私の楽しみは、間違いなく、博物館、美術館巡りです。

そういうのが好きでない友達と行くと、険悪な雰囲気になります。

ここでは、懐かしい記憶と共に、私が感銘を受けた海外の美術館、博物館をあげていこうと思います!

 

第10位 ナショナル・ミュージアム(ロンドン・イギリス)

初めて行った海外がロンドンで、それから何回も行ったけど、毎回新しい発見がある、西洋美術史の教科書みたいな場所。

無料&何かと便利な場所にあるので、滞在中はふらりと何回も行きました。

好きな絵はヤン・ファン・エイクの「アルノルフィーニ夫妻像」です。

 

第9位 モード美術館(アントワープベルギー

ファッションで有名なアントワープではもちろんここへ。

私が行った時はヨージヤマモト展をやっていました。

過去のコレクションを実際着ることができる展示でしたけど、恐れ多すぎて着れなかった…

今思えばもったいない…

今はドリス・バン・ノッテンの展示やってるらしい…観たいなあ!!

 

第8位 ビクトリア&アルバート博物館(ロンドン・イギリス)

とにかく、何でも博物館。時代も物も飛び抜けて幅広いです。

工芸や装飾品が好きな人だったら絶対に楽しい。

レース編みやタペストリーひとつでも、何時間でも見ていられます。

私が行った時は、企画展がファッションジャーナリストのアンナ・ピアッジの展示でした。

その時は彼女の事を知らなかったので観なかったけど(だからこそ観ればよかったのに!と、今は思う)、これももったいないな〜

 

第7位    ウィーン歴史博物館(ウィーン・オーストリア

ハプスブルグ家が好きな人なら是非。

とにかく大きいし、派手さはないけど、結構西洋美術史的に重要な作品があります。

 

第6位 オーストリア応用美術館(ウィーン・オーストリア

大好きなウィーン工房、ユーゲントシュティールの作品がたっくさん観れる美術館です。

浦和の美術館で観て、すごく魅了された作品たちを、本場で観れて感激。

本気で観ながらハァハァ言っていたと思うw

 

第5位    NEWMUSEUM(NY・アメリカ)

NYの比較的新しい美術館。

私が行った時は、エリザベス・ペイトンの展示やってました。

NYでエリザベス・ペイトンの展示…

オサレ過ぎ!

1階のショップで買ったオリジナルランチバッグは今でも大事に使ってます。

少し治安が悪めの所だったのが印象的でした。

 

第4位   衛生博物館(ドレスデン・ドイツ)

オシャレなイメージが薄いドイツでは、他ではあまり見られない、堅実な展示を。

衛生博物館…病気、性、から命まで、真面目に展示されてます。

こういうのを恥ずかしい事でなく、自分たち、人間の事ですから的に展示していたのがドイツらしいですね。

旧東ドイツドレスデンはとても綺麗で、親切な人が多い印象でした。

 

第3位 マンチェスターアートギャラリー(マンチェスター・イギリス)

曇った天気が印象的だったマンチェスター

古い建物と、新しい建物が繋がっているイギリスらしい佇まい。

たくさんの装飾品と、なぜか隣にセックス・ピストルズのレコードが。(エリザベス女王のジャケット。)

セックス・ピストルズマンチェスターでのライブの客が、それからのU.Kシーンで重要な人が多かったから…?

その展示方法に理解はできなかったけど、マンチェスターはやっぱり音楽の街だと思いました。

 

第2位 ホイットニー美術館(NY・アメリカ)

アメリカの近代美術館。

ホッパーやポロックが好きで、個人的にはMOMAはあまり印象にないのに、ここは凄く好きな所です。

あの階段を反対にしたような建物から、今年、変わったみたいですね。

関係ないですが、ポロックを観ていると The Stone Rosesの「Going Down」が頭の中で回り始めます。

 

第1位 ヨーロッパ写真美術館(パリ・フランス)

日本では特に有名でもないし、パリだったらもっといろいろあるでしょ!と言われるのはわかっているのですが、個人的に思い出深いので。

パリ滞在中、本当にたまたま行ったこの美術館。

名前も知らない写真家の企画展が始まった日だったようで、チケット買って入ると、プレス的な人がいっぱいいました。 

ホールの階段ですれ違った素敵なマダムと目が合い、その素敵な金髪のマダムはニコリと笑ってくれました。

私も、何だか初めて会った気がしないそのマダムに微笑み返したその時、その人が誰だかわかった…その人は、アニエス・Bのデザイナーのアニエスさん!

その時、私、アニエスのボーダーTシャツ着ていたんですよ!

わたし、あなたのとこの服、着 て ま す よ !

って、振り返って叫びたかったけど、言いませんでした。

まあ、言いませんよね。フランス語出来ないし。

アニエスさんはアートにも深い理解があると聞いていたので、このような場にいらっしゃったんだと思います。

そして

展示室に行くと…インスタレーションと言うのでしょうか。

部屋があって、でも中はがらんとしていて、机と少々の物があるだけ。

壁に、同じ部屋のいろいろ家具や荷物が置いてある写真が貼ってあり、

この部屋から物を持ち出して良い

という意味のキャプションがあります。

でも「?」という顔をしている私に、その部屋にいた中年男性が

「これが最初の写真で、この部屋からみんな物を持って行って良いんだ。

 もうあまりないけどね。この机も持って行って良いんだよ。どうだい、この机?」

とフランス語なまりの英語で話してきました。

よくいる、解説好きのアート好きなおじさんかな?と思った私は

「そうなんですか。でも、これを日本に持っていくのはとても大変ですね。

 私、日本から来たんです」

というと、おじさんは

「日本か。良いところだね。KYOTOに行ったことがあるよ」

と言い、机の引き出しを開けて、

「じゃあ、このフォークだったら持って行けるかな?」

と、フォークを取り出し、肢のところにマジックでなにか書いて私にくれました。

何か書いたものをくれたぞ…さすがフランスはちょっとアレな人がいるもんだなぁと、ひとまず受け取り、展示室に向かいました。

そこで写真を見始めたら、あ、この写真知ってる!と、名前は知らないけど、その写真は知っていて、写真集も大判で有名なものでした。

 男の子とマネキンが草原で、木の下で、部屋で戯れてる…

オーマイキー!みたいな…

回顧展、というか、年代別に展示されている写真を観ていくと、Self Portraitなる写真が。

見ると、

さっきのおじさんの若い顔の写真が!

あの人、この展示の作者じゃないかよ!

その方はBernard Faucon、ベルナール・フォコン本人だったのです!

無知とは怖いもので…

私、自分の無知を反省して、大判写真集を買い、その後の2週間の旅も、その写真集と共に回りました。

 

Bernard Faucon

Bernard Faucon

 

 

重かったけど…すごく…

そんな不思議な思い出が大きくて、この美術館はとてもパンチのある所として記憶しているのです。

ちなみに、フォコンさんがくれたフォーク数本は現役でうちの食卓で活躍しており、肢の部分に何か書かれたのは、「Faucon」と、サインしてくれたんですね、それは保管しています。

 

以上です。

いろいろ思い出すけど、やっぱり思い出すだけでも楽しいですなぁ!

 

息子を連れて、世界の自然史博物館巡りも是非敢行したいものです。

インターメディアテクに行ってきた・

博物館が好きな息子。

その息子を夏休みにどこに連れて行こうか調べているうちに知った「インターメディアテク」は、東京駅からほど近い、東京中央郵便局舎跡地、KITTEにあります。

日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館が協働で運営していて、東京大学が開学以来蓄積してきた学術標本や研究資料など、「学術文化財」と呼ばれるものの展示を、当時の校舎で使われていた什器も混ぜて、展示されています。

私は職場がここからとても近いのに、この場所の存在を知りませんでした。

調べている時に、えー?KITTEにあるの?

全然気づかなかったなぁ…と思いつつ、仕事が早く終わって、まだ陽があるうちに仕事を上がったのが嬉しくて、少し寄り道、あ、KITTEのあの所行ってみよう…

と向かったのでした。

行けば、ああ、ここにあったのか、というほど、何回も通ったことのある所にありました。

中を見てみると…

おお… 凄い、なんか、好きな感じ!

博物館とは違うけど…

何だろう、この感じ?

という印象を持ちました。

貴重なものを展示する、というのはその通りなんですが、字で表す説明よりも、圧倒的に展示物の多さが際立っている感じです。

その中にポツリポツリとある、古いガラス窓の展示ケース、ビン、理科っぽい什器が当時の人達の使った形跡を垣間見れて、なんとも言えない気分にさせられます。

キャプションがない(私が見つけられなかった?)ものもチラホラ…

もう、ひたすら骨、骨、骸骨、な所もあって、特に小さなネズミ類の骨とか、鳥の骨とか…一体どのくらいみさせるの、このドクロを?となりつつ、古い物が醸し出す、当時の最先端に想像力を掻き立てられました。

 

今と違って、なんでも簡単に画像検索できることもなければ、実物を見る機会も少なかった時代、知っている人がそれを保存して、人に伝えていく、それが人に知識となって受け継がれていく…という、博物館の本来の目的を感じました。

 

このインターメディアテク、無料なんです。

このボリュームの展示物を、無料で惜しみなく観れる、素敵な事だと思います。

以前、イギリスに行った時、国立の博物館、美術館がほとんど無料だったのを知った学生だった私は、こんな素晴らしいものを無料で見させてくれるイギリス、恐るべし! こういうことを国が理解をしていて、芸術とか教育にお金を掛けてて凄い国だ! なんて思ってましたが、日本にもこういう所が増えるといいな…

と思いつつ、無料だから観る、ではなくて、無料で良いものが観れる代わりに、私たちも知識を増やし、それを次の代に伝えていく事をしないといけないな、と思います。

そして、家に帰って、息子にこんな所があった、少し怖い(骨系多し)けど、行ってみるかい? と聞いた所、どんな感じ?と聞かれたので、

うーん、骨とかね、ビンの中に何か入っていたり…そういうのが凄い量あるんだよ

と言ったら、こんな感じ?と見せてきたのが…

「ミッケ!」の「こわーいよる」

 

チャレンジミッケ!6 こわーいよる

チャレンジミッケ!6 こわーいよる

 

 そうそう、この感じ!

(ちなみに展示物は写真撮影は禁止です。)

 

 

シンプルな飛び出す絵本・大人も楽しい

先日、親戚の結婚式があり、息子と私で出席しました。

実家のある地方まで新幹線で行き、見知らぬ親戚の中で、静かに頑張ってくれた息子にご褒美、というわけで、帰りに本屋に寄って本を選んでいいよ、買ってあげる、と声を掛けました。

そこで彼が選んだのが

「オセアノ号、海へ!」

 

オセアノ号、海へ!

オセアノ号、海へ!

 

 

ポップアップブック、と言うのでしょうか、ページを開くと立体が出てくる、いわゆる飛び出す絵本。

魚、海、そういうものが好きな5歳の男の子が選んだ本でしたけど、一緒に読んでたら、大人もとても楽しめた本だったのでした。

飛び出す絵本だから、ページを開くと立体になるんだけど、それがとてもシンプル。

海面上と、水中に世界が分かれます。

入り江の底、北極の海、サンゴ礁

美しい色と、デザイン性の高い絵で、海の世界が描かれています。

縦長の本が見開きで大きくなり、海の世界が広がります。

飛び出す絵本というと、ここをくるくる回す、とか、ここを引っ張ると…という「しかけ」がページのあちらこちらに出てくる物もあります。

でもこの「オセニア号、海へ!」は、そのようなしかけはありません。

ページを開く、その動きだけで、海の世界が広がります。

 

しかけ絵本も楽しいけど、ページを開くという、それだけで飛び出てくる本。

そのシンプルさに、関心しました。

 

出版元のアノニマ・スタジオ、女子が好きそうな本を出版されているようで、気になります…